2023年09月15日

2023年 第36週 (2023.9.4 ~ 2023.9.10)

★県内で注目すべき感染症
(注意点や予防方法)

○新型コロナウイルス感染症(COVID-19)
 主な症状は発熱、咳、全身倦怠感等の感冒様症状であり、頭痛、下痢、味覚障害、嗅覚障害を呈する場合もあります。
 感染者の口や鼻から、咳、くしゃみ、会話等のときに排出されるウイルスを含む飛沫又はエアロゾルと呼ばれる更に小さな水分を含んだ状態の粒子を吸入するか、感染者の目や鼻、口に直接的に接触することにより感染します。
 症状のある場合に外出する際は、人混みは避け、マスクを着用しましょう。
また、高齢者や基礎疾患のある方は感染すれば重症化リスクも高まります。
「感染症予防の基本」をしっかり実行しましょう。

新型コロナウイルス感染症
(高知県特設サイト):>>詳細はこちら

<予防方法>
・手洗い・消毒は感染予防に特に有効です。
・密閉・密集・密接の回避と家やオフィスなどの換気を十分にしましょう。
・医療機関受信時や混雑した電車やバスに乗車する時など、効果的な場面でのマスク着用をお願いします。

○感染性胃腸炎
 この病気は、ウイルス又は細菌などの病原体により嘔吐、下痢を起こす感染症です。
 一般に温度・湿度が上昇する夏場は、細菌による胃腸炎が増加します。
潜伏期は、細菌は数時間~5 日程度、ノロウイルスは 12~48 時間程度、その他のウイルスは 24~72 時間程度です。
 定点医療機関からのホット情報では、カンピロバクターによる胃腸炎の報告が増加しており、腸管出血性大腸菌感染症の報告も 8 月から 6 件と例年より多くなっています。
 細菌による感染性胃腸炎はほとんどの場合、患者との接触(便など)や汚染された水、食品によって経口的に感染します。

<予防方法>
・帰宅時や調理・食事前、トイレの後には石けんと流水でしっかりと手を洗いましょう。
・細菌による感染性胃腸炎の予防対策を心がけましょう。
食中毒の一般的な予防方法は(【食中毒予防の三原則】食中毒菌を①付けない(洗う・分ける) ②増やさない(低温保存・早めに食べる) ③やっつける(加熱処理))です。
食品の冷所保存を心がけ、長期保存は避ける、加熱は十分にするなど、日常生活での食中毒予防を心がけてください。

【高知県 衛星環境研究所
感染症発生動向調査(週報)より参照】
(2023年09月13日更新)